◆100回失敗、50億失ったバカ社長の「成功の反対は失敗ではなく、何もしないことだ」

9/2 満月メルマガ


2020/9/2(水) 杉山春樹 満月メルマガ

月二回の満月と新月のメルマガをお読みいただき感謝しています。
幸せに生きる達人杉山春樹です。
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おはようございます。

先日、アメリカで黒人男性が警官に背後から銃で7回も撃たれ
抗議デモが続いていますが、1963年8月28日ワシントンDCで

公民権運動家、キング牧師らによって、人種差別撤廃を求める
『ワシントン大行進』が行われました。

インターネットやSNSもない当時、ラジオや口コミだけで
会場のワシントン広場前には20万人以上の人たちが集りました。

この会場でキング牧師が行った「I Have a Dream」で始まる演説は
多くの聴衆を魅了しました。

その言葉は、半世紀以上経った今も多くの人々に語り継がれています。



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■『無知は罪なり。知は空虚なり、英知持つもの英雄なり』
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今日は「人を魅了するもの」について考えたいと思います。

クレオパトラと言えば、世界三大美女の一人ですが
何が男たちを魅了したのでしょうか。

200万部の超えでテレビドラマ化もされた、水野敬也氏の著書

『夢をかなえるゾウ』に「クレオパトラの魅力」について
次の様に書いてありました。


「ほな、自分にはとっておきの技、教えたるわ。

クレオパトラちゃんが男を虜にして歴史に名を残したあの技を・・
ちゅうか自分、クレオパトラちゃんくらい知ってるやんな?」


「世界三大美女の一人って言われている人でしょ」


「ちなみにクレオパトラちゃんはな、自分の国守るために

ローマ帝国の二大将軍、カエサルくんとアントニウスくんを
女の魅力で虜にしたんやで。

なんでそんなことできた思う?」


「美人だったからでしょ」


「まあ自分のことやからそう言うと思てたわ。

でも実はな・・クレオパトラちゃんは美人やなかったんや」


「え?そうなの?」


「せやねん。クレオパトラちゃんはギリシャ系の子やったんやけど
ローマ人からしたら鼻は高すぎるし肌は黒いし、

全然美人やなかってん。

クレオパトラちゃんのこと書いたプルタルコスくんの
伝記にもこうあんねんで。

『彼女の美貌そのものは決して比類なきものではなく、
見る者をハッとさせるほどのものではなかった』てな。

にもかかわらず、や。

クレオパトラちゃんは二人の大将軍を魅了することができたんやで」


「どうしてそんなことができたの?」

(中略)


「クレオパトラちゃんがすごかったんは・・『教養』やねん」


「教養?」


「そうや。あの子は科学や物理、音楽・・
ありとあらゆる分野に精通しとった。

言葉かてそうやで。当時のギリシャではローマの言葉を
流暢にしゃべることができる人間はほとんどおれへんかった。

でもな『クレオパトラの舌は弦が何本もある楽器のように
めまぐるしく言葉が切り替わった』ていわれてんねん。

そんなクレオパトラちゃんと話してると楽しい言うて
将軍たちはみんなクレオパトラちゃんに会いたなってもうたんや」


(『夢をかなえるゾウ 3』より)


いかがでしょうか。

男を魅了したクレオパトラは「美人ではなかった」ようです。

彼女が男(人)を魅了したのは、美貌ではなく知識だったのです。

ですから「知識」持ちが「人を魅了する」のです。


ソクラテスも「無知は罪なり」言っています。

しかし、この言葉には次の様な続きがあります。

「無知は罪なり 知は空虚なり 英知持つもの英雄なり」

現代風に言うと「無知(学ぼうとしない奴)は罪である。

しかし、知っているだけで、それを活かさないのは虚しい。
知識を智恵に換えた者が英雄になるのだ」です。


では、どうすれば「智恵」は生まれるのか。です。

現代のようにテレビもインターネットもない時代に

クレオパトラは、どの様にして「知識」を身に付け
「智恵」を得ていったのでしょうか。


クレオパトラは「美」に関しても、研究に研究を重ね
化粧法の本を書く位の研究をしていたそうです。

要は「なんでも、やってみた」のです。

彼女は「なんでも知っている」というよりは
「なんでもやってみる」好奇心旺盛な女性だったのです。

だから、あらゆる分野に精通していたのです。

それが、彼女の最大の魅力だったのです。


これはクレオパトラや古代の話ではなく、現代に於いても

人を魅了するのは「智恵を持つ人」であり
「引き出しの多い方」です。

では「智恵」を身に付け「引き出し」を多くするには
どうすれば良いのでしょうか。


「知識」とは、外部から取り入れたものです。

それに対して「智恵」とは、自分の体験を通じて得た
自分自身の中から生まれるものです。

私たちが「智恵」を得るために「知識」は有った方が良いのですが
「知る為の勉強」では意味がありません。

大切なのは「やるための勉強」です。


ですから「あの人、魅力的ね」と、人を魅了する人になりたいなら
インプットした知識(情報)を

「この知識を智恵に換えよう」と口にするのです。


「言葉はちから」です。

その口にした言葉が行動を促し「やってみる人」にするのです。

その行動で「知識」は「智恵」に代っていくのです。

また、その行動の数が「引き出しの数」になるのです。

そして、知恵と引き出しが増えていった時に
「あの人、魅力的ね」といわれ人々を魅了するのです。

すると「強運」や「神様」までも味方になって応援してくれ
歴史に名を残す様な人になるのです。


だから、今日も「言葉のちから」を信じて

「この知識を智恵に換えよう」の言葉を口に行動しましょう。

その行動が、体験、経験となり「智恵と引き出しの数」を増やし
「魅力的の人」と言われるようになるでしょう。

すると、多くの人を魅了し、歴史に名を残すでしょう。


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■杉山春樹 プロフィール等(講演用ページ)
http://www.haruki-s.com

では、次回の新月まで・・・
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